ミニチュア欄間
欄間、というか障子といえば縦横に走った細い桟とその陰影が魅力です。
で、できるだけ細く作った方がリアリティ出るからと思ってバルサのくり抜きという方法に出たのですが、あえなく撃沈。
それでもうちょっと綺麗に作れる作り方を調べてみました。
作り方を調べる
作り方には2系統(?)あるみたいですね。
正攻法
縦横の細い木材を用意し、それぞれに溝を掘って組み合わせる方法
ミニチュア木工工房 ミニモク Web
ただし。
障子の格子部分を1㎜角の桜で製材して、重なる部分は1㎜幅で0.5㎜の深さに溝を加工しています
ミニチュア木工工房 ミニモク Web
この方自力で製材してらっしゃる!?
しかも桜! 硬い!
……すいません私には無理だ。
もうちょっと簡易版?
縦の桟だけ用意して横の桟は細切れにしたものを貼り合わせる方法
ミニチュア障子作り(making of miniature shoji)
こっちの方がまだ実現可能そうです。
作ってみる
簡易版の方でいってみることにして。
ひとまず以前も試作した付書院の欄間部分に着手しました。
順番的には
- 外枠を作る
- 縦の桟を切って外枠に接着
- 横の桟(ぶつ切り)を間にはめていって接着
が。
作ってみるとやっぱりぶつ切りは綺麗に直線出せないんですよ。
2番目の動画の方ほんとなんであんなに綺麗に作れるんだろう……。
どうも私には無理そうなので、縦の桟を枠に接着してから掘る、という大変面倒なやり方で溝を掘って組み合わせました。
なお、使用した角材は2×2mmのものです。
溝を掘った結果↓
組み合わせると↓
結構大きな隙間が。
やはり不慣れは否めませんね。
実際に嵌めこむ所に仮にはめてみました↓
桟が太ましい。
隙間は、ニス塗ったら目立たないで済むような……たぶん。
今回はこのまま2×2mm角でいっちゃいますが、次の機会にはせめて竹ひごで1.8Φにしてみたいです。0.2mm減がこのスケールでどのくらい見目に影響するか分かりませんが。
なんとなくコツは掴んだ気がするのでこのまま障子も作ってきます。