沼底その2

ちまちまねんどろいどを愛でるブログ

刀ステ円盤感想

見ました!

ライブビューイングとそんなに変わらないかな? と思ったんですが大違いでした。
カットとかが特別変わったわけではなく、劇場と家の違いですね。

なお、ご覧になる際はヘッドホン使用推奨です。
今回の舞台はマイクを使用してるので比較的聞き取りやすいのですが、それでも小さい声のやり取りはちょっと聞き取りづらい場面があります。
特に特典映像ですね。

劇自体の感想は
numanosoko.hatenablog.com
こちらの過去記事をどうぞ。

今回は特典映像分と舞台全景分の感想をメインとさせていただきます。

以下ネタバレ感想です。

特典映像:○○○の宴とエピローグ差分

劇中、日替わりで変わったおやつメニューと、エンディングでもう一度同じおやつを持ってきた燭台切を中心にみんなでわいわいするシーンの両方を撮影したもの。
どうやら家庭用ビデオカメラで撮影したもののようです。
東京初日と思われる分から大阪千秋楽前の回まで全部入ってる模様。

毎回毎回きっちり別ネタ構成される末満さんとそれを間違いなく演じる皆様すげえと思いましたw
その気はないのに毎回違うネタになっちゃうことないもんな(普通はない)。

その日出たおやつを食べる役は長谷部固定なのかと思ったら全然そんなことありませんでした。たぶん全員食べてる。
ただ、食べ過ぎで頬がハムスターになる役は長谷部固定でしたw 東京初日でおはぎをリアルに吹き出したのが影響したかなwww

あと、回数こなしたせいか後の方になるほど家庭用ビデオカメラの撮影技術が上がってって見やすくなってました。なんかすごい。

一番気に入ったエピソードはクジラの兜煮でしたw

舞台全景分

これはもし見られるならぜひ見たかった映像。
おはぎの宴のシーンから察するに、どうもLVで流したのとは別の日の撮影分のようです。おはぎだし、東京千秋楽あたりかな?

これほんと良かったです。何が良かったかって時間遡行男士さん方を見られたことが。
通常版だとどうしても刀剣男士が大写しされるので、相手の時間遡行男士がどう動いているか全然分からないんですよね。時間遡行男士の皆様、動きめっちゃいいです。

一つの舞台で同時にいくつも進行する何組かのやり取りを、どう意図した順番で観客に目を向けさせるか、そういうのも見れて面白かったです。
劇中3組同時に殺陣が起こったことがあったんですが、そういう時にライティングとプロジェクションマッピングで観客の視線をその時メインの役者に集めるんですね。全景を見せてもらわなくちゃわからなかった部分で、それがとても興味深かったです。

あと個人的にですけど、スポットがあたってない時の役者さんの演技も見どころでした。
印象としてはあんまり動く人はいませんでしたね。左文字三兄弟あたりはとくに。確かに三人が三人ともウロウロ動いたりするイメージのキャラではないですね。
逆に比較的動いてたのは不動とかかなあ。

改めて、舞台の感想

繰り返し見て改めて抱いた感想を。

正直、不動にすごい感情移入して見てました。
愛された、名付けられた、珍しいものを斬った、などなど特別なエピソードをきっかけに(?)刀剣男士になった彼ら。だからこそ、また、人に使われる物だからこそ、元の持ち主には特別な思慕を抱き、それは容易く「歴史を改変しても幸せになってもらいたい」という情に変化する。少なくともその可能性がある。
舞台の不動はその欲望に忠実になったキャラなんですね。

もちろんそれは刀剣男士に求められる在り方とは正反対。だから他の刀剣男士達は繰り返し「それはしてはいけない」と言い聞かせたりするんですが。
だけど納得がいかない不動が思いのままに行動する。森蘭丸織田信長を生き延びさせようとする。
そして実際、蘭丸は本来死ぬはずだった場面で不動と時間遡行軍の活躍によって生き延びてしまうわけです。

ただ残酷なことに、生き延びてからの森蘭丸はだんだん変化してしまうんですね。
妄執の塊になってしまうというのが感覚的に近いです。
それは今にも死にかけているがゆえの変化かもしれないんですが、前半のかわいい小姓さん兼忠誠心の高い部下、のイメージがある分よけい酷さが目につくんですよね(という演技をする蘭丸の人すごいと思う)。
そういう変化を不動は間近で見てしまう。
不動にとって育ての親とも言うべき存在がどうしようもなく「堕ちて」いくのを目のあたりにする。
ただ、これこそがしかるべき時に物語を終わらせなかった欲望の代償でもある。それを知ってしまったからこそ、クライマックスの叫びとか、自害する信長に結局駆け寄れないこととか、光秀への「お前はお前の物語を生きろ」というセリフに繋がるんだなあと、そういうことを再確認しました。
刀剣男士ってこうして喚ばれた意味を自分に刻みつけていくのかもしれないとか思うとほんとなんというか、うーん、言葉にならない。

そして片付かない疑問。

宗三左文字の回想とクライマックス付近での描写が同一である件について。

劇中でいうところの正史は、ですが。
1)謀反起こる
2)蘭丸、光秀の部下である安田国継に殺される
3)攻め入った光秀には会わない
という順番のようです。

が、劇中、時間遡行軍の活躍によって歪んだ歴史では
1)謀反起こる
2)光秀の部下である安田国継が蘭丸に会うより前に時間遡行軍に殺される
3)蘭丸、後から攻め入ってきた光秀に会う
という順番になります。

で、出会った時に蘭丸と光秀の問答、光秀の「ならば問おう。織田信長とは何者か!」というセリフに繋がる。
そのセリフが宗三左文字の回想にもあるんですね。
ということは、少なくとも劇中の宗三左文字は正史ではなく時間遡行軍によって歪められた歴史を記憶しているということになる。
これ、刀剣男士という存在についていろいろひっくり返る話だと思うんですが、どうなってんだろ。